とひぶろぐ(続)

だいたい手品日記

2006年11月

11/25-26

「マジック・キャッスル」に行ってきた。と言ってもハリウッドにある本家本元の"The Magic Castle"ではなく、某京都の大学の11月祭の間だけ数日間オープンする「マジック・キャッスル」である。

ってパクリじゃん。

げほ。

と言うことで、もうさすがに代替わりして面識の乏しい人たちが主であるのですが、後輩の人たちの手品を観に上洛。

夢と幻想とかよりは、むしろ悪夢と妄想に近い手品にばかり現を抜かす今日この頃の我が身に、彼ら彼女らの手品はとても清々しく、全く観たことのない手品を初めてそして一度だけ、次に何をやるか分からない状態で、もちろん種明かし無しで観るわけなので、とても楽しませていただいた二日間でありました。
サーストンの三原則は、手品を観て楽しむために使うのがよいのかも知れない。

毎年、同じ教室に舞台を設営しての催しであるのですが、聞くところによるとあの場所が使えるのが今年限りだとかそうでもないとか何とか。
以前から出てはどうにかなったりもした話ではあったが、いよいよ、といったところであろうかしら。

前世紀の終わり頃、大学に入った年の冬、この場所でこの公演を観たのが、この底無沼の如き世界に足を踏み入れてしまったきっかけであり、こうなってしまった原因であり、全ての諸々の始まりであったのであったなと、などと、それ以来の過ぎ去りし手品まみれの日々が、それなりに美化されつつそして都合の悪いことは忘れられつつ思い起こされ、走馬燈のように駆けめぐったり、感慨とか感傷とかそういうのに浸ったり耽ったり陥ったり。

そういえば、走馬燈を見たことがない。

と、OBはこんな風に感慨とか感傷とかそういうのに浸ったり耽ったり陥ったりしていればよいのであるが、あの場所を使うことに様々なことが最適化した、かの公演を別の場所で行うよう組み直すために、現役の彼ら彼女らが負うであろう必要な諸々は、余り深く考えずとも察して余り有り、というか、有り余り。

大変だと思うけど、陰ながら応援しています。
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浪費。

徳島であまぞんさんととても仲良くなる。

・The boxes filled with laugh
ということでラーメンズにはまりこみ、DVD箱をたくさん買う。
良質の舞台芸であるなあ。

・"1.21ジゴワットなんて単位はねえ。"(ラーメンズ「科学の子」より。)
ということで久しぶりにBack To The Futureを見たくなって三部作のDVDを買ってしまう。名作。

・Dover手品パズル紙背洋書
ヒューガードとかブラウとかアンネマンとかダウンズとかネルムズとかロイドとかデュードニーとかガードナーとか。
読むのはかなり先になること目に見えていても一冊一冊は本の価値に比して破格なので、つい買い込んでしまう。
東京堂出版、L&Lに次いでDoverを素敵出版社と認識。

・「進化した猿たち」(星新一)
三巻組米国一齣漫画随筆。
ショートショートとエッセイはいたいけな十数年前に大方読んだのであったが、これだけは未読であった。最近ようやくメリケンジョークが分かるようになってきたのでふと読みたくなり買い集める。

・「ララバイSINGER」(中島みゆき)
神新譜。これは浪費ではない。
「宙船」は提供されていたのを聴いて、セルフカバーで歌うところが目というか耳に浮かぶようであったが、重みにおいてそれを軽やかに超越せさせあそばせさらせさせられておわせさせられされた。
というか12/15までにラヂオを入手せねばというか徳島で聴けるのであろうか?

・「揚羽蝶」(泡坂妻夫)
これも浪費ではない。読了。
謎は薄いのだけれども文の芸と書いて文芸であるなあ。

・上洛
最早あまぞんさんは関係なく、二日で十二回、後輩催す手品ショーというか手品城というかを見て、睡眠は三夜で七時間。
手品で徹夜をする体力がなくなってしまったのが哀しい。
というか翌日は仕事になりませんでしたごめんなさい会社。

些末なことであるが、海を渡る旅の途中で鍵を落として来たかもしれない強迫観念的不安に駆られるが落としていなかったので安堵。

手品的なところは別項に。

気がつけば生活費がギリギリであるが致し方あるまいと思ってたら忘れた頃に住民税とか年金とか保険とかの請求書に被搾取者気分。
給与より控除されていなかったので、この僥倖を逃すまじと全て上の諸々に使ってしまったのだが、やはり払わねばならなかったのだな。
うむ、年越しに軽く不安。

・カリオストロの城
なんだか今はこれが精一杯な気分になってきたので、つい買ってしまう。

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例の件

・つまり、レギュラーで煙草とかペンとか指とかを突き刺したり瓶に入れたり噛み千切ったりができるようになれば万事が解決でありノープロブレムと言うことですか?

・カラーティーコイン系統の写真に付いていた「加工が雑」と言うコメントを見たときの感情を上手く言い表す言葉はないだろうか。

・僕自身はほしいと思ったことがないと言えば嘘になるが、例の法に引っかかるような道具は使わない。(だって変なコインマニアだから銀貨しか使わない。←開き直りました)

・とはいえ、なにせ先日もお会いしたばかりのお知り合いの方々でありますので、何かと心が痛み、一日も早い社会復帰を祈るばかりであります。

・何というか二十万円かもう少しばかり国に納めたら変造し放題とかなりませんかね。で、変造貨幣に「変造許可シール」みたいなのがちゃんと貼ってあったらOKみたいな。(色々と無意味)

・物にもよるが、現行貨幣を加工するのではなく、一から穴の空いた現行貨幣に見える何かを作れば支障はないのではないか?伸びてたり大きかったりのあれとかそれと同じく現行貨幣にそのような特徴がない以上、偽造にはならぬような気がするのだが。

・まあ、もっと陽の当たらぬ日陰でこっそりとしてないといけない技芸なのかもなあ。

・とりあえずレギュラーコインを噛んでみて指で突いたり瓶で叩いたり(字余り)
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一時帰国

この連休は海を越え、大阪に帰り散財していた。
旅行で金銭感覚が緩くなるのは仕方がないことにして、健康のため、谷九から心斎橋まで歩き、手品酒場で梯子酒。梅田の方々がしまってるからと行って南の方に行ったのがまずかった。

徳島に戻ってから気がついたが、連休中は某大阪の大学の学園祭なのであった。あちらを観に行けば良かったな。(経済的観点からも。)

徳島への戻り際に三宮ハンズに行き、引っ越しのどさくさでどこかに行ってしまった「銀貨が綺麗になる薬」を買い直す。

少し前に買い込んだ濁った五十銭銀貨(といっても、ハーフダラーサイズじゃなくて500円ぐらいの大きさの方であるが。)が驚きの輝きである。
でもさすがに、これは素直に五百円玉を使ってもいいのではないだろうかと疑念の抜けぬ日々であった。
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とひ

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