とひぶろぐ(続)

だいたい手品日記

2007年02月

シューマツ

セキュリティーソフトを某ロシア生まれのちょっと強い目のに変えてみたらネットワークが不調になって焦る。DHCPとかDNSとかNATとかあのあたり。
情報技術な者としての技術力を駆使したらどうにか直ったようだけれども、あれだ。マニュアルとかはちゃんと読まんといかんね、うん。(スコア-1:情報技術な者として問題のある姿勢)



「水と油」に関わる調べ事の過程で「掌(PALM)」の全巻にざっと目を通し直して脳がふらつく。他の手品本であれば濾過されているような成分が色濃く残る、たとえて言うなれば濁り酒のような本であり、これにあてられているようではやはり手品マニアへの道は険しいと言わざるを得ない。あと、しばらく前のエントリの本の著者であるところのSteve Cohen氏が出ている。他にもどこかで見た覚えのある名前のような気がするのだけれども何処であったかしら。



夜会DVD「シャングリラ」再度鑑賞。
サーカスとコラボレーションがスペクタクルでエンターテイメントなショーは別の人であり、こちらは復讐劇。
表現をする人としての力にメイド萌えはおろか神々しささえ感じて涙。
これよりも前の夜会はまだ映像を持っていない。箱根の次で奇術研究合本よりも上ぐらいの優先度で予算を組んで買わねば。



バーノンブックの和訳を少し進める。この調子でいくと仕上がる頃には版権も切れてるような気がしてきた。



某大阪の大学の人が面白いと言うからには面白いのだろうと思い買ってきた、加納朋子「ななつのこ」読了。面白い。
よく言われているようだけれども北村薫のに近い読後感。
生まれ変わったら文学部の女子大生になって人死にのでない範囲で謎に囲まれてみたいものであり、あとついでに手品なんかも天才的に出来たりしてあわよくば魔術城とか落成させたりとかできたら申し分ない。ただ一つ残念なのは輪廻転生の類は1ビットたりとも信じていないと言うことである。
話がそれたけれどもとりあえず「魔法飛行」も買い込んである。
さあどんな飛行現象であるかと読む前からかなりwktk。



ガモフの「1,2,3…無限大」しばらく読まずにおいていたのをようやく読了。数学と物理と化学と天文学が一冊に入っている科学オールラウンドな本というのは中々見ない。
一つ賢くなったこととしては元素としての銀の核物理学的な安定性を挙げておきたい。つまり、これよりも軽ければ核が融合する傾向に傾き、重ければ分裂する傾向に傾く境界に位置する元素であるということである。傾向に傾くって日本語として頭痛が痛むような語法か?どうかはさておき、そういった事情により、あれとかそれとかに白銅貨なんかを使っていると、いざというときに核融合して困るので、これからも銀貨を使い続けようと思った。



しかし、ここ数年酷使してきた眼鏡がとうとう崩壊。銀なのに。(科学への疑念。)
とても気に入っていたフレームなのだけれども同じ物は上洛せねば買えないので、これはこれでいつかそのうち直すなり買い換えるなりするとして、とりあえずしばらくどうにかするための眼鏡を近所でどうにかする。遠いより近い方が圧倒的にいい、って言うし。

とはいえ思わぬ出費であり、さて、こんなことで箱根に行けるのかしらと思っていたら丁度日程的に青春十八切符な期間のようだ…が、徳島からJRで行けるのか?箱根。

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どらんぶい

もう少し養命酒っぽい香味のきいた味を期待していたら、ほとんど蜂蜜。
呑み過ぎて気がつけばどん底になりそうな甘い酒であり、その甘ったるさたるや自販機のコーヒーどころではなく、また暖まりもしないのでこれではよくない。
バルサミコ酢入れたら蜂蜜黒酢的なところで落ち着いたが肝心のアルコール分が足らないのでジンかウォッカあたりで割って呑むのがよいかな。

とりあえず隠し味にタバスコ入れ始めたのは失敗だった。二三滴でやめておくべきだった。

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購書記録

しばらく見かけなかったTWO DOGSが気がつけばまた売りに出ているのでつい買い込みすぎてしまう。

そんな感じで、水と油についての諸々を眺めつつ考えつつも、出かける予定を作らないものだから、すっかり休日は読書と睡眠と飲酒の無限ループとなってしまった。

「だまされる視覚 錯視の楽しみ方」
錯視のえらい人の本。
白黒でちょっと弱まっているのが惜しいけども、それを補ってあまりある感じ。目がギュワンギュワンする。

「負の数学」
面白そうなので買ってみた。
まだ読んでないけど負数と負数の積が負数となる代数系を構築できるかどうか、と言う本っぽい。

「アリスの論理」
どうも文系の、特になにかしらを解釈する本に特有の牽強附会を感じなくもないけれども、面白い。

「つっこみ力」
謎のイタリア人著者による社会学の皮を被った漫談の皮を被ったやっぱり社会学。批判への批判。
笑えて面白いがしかしこれではまるで腕のいい若手の社会学者な人が名を隠しイタリア人を装って書いているようにしか見えないので、もう少しイタリアンな感じを前面に押し出せばよいのにと思った。
語尾をピザとかナポリにするとか。

"Tales of the Impossible"
いわゆるカッパーフィールドの本。
マジェイアさんの紹介文を読んで以来一度は目を通してみたいものであるなと思いつつ、古書でしか手に入らないだけあってマーケットプレイスでもいつもいい値段だったのだけど、根気よく待ってたら一円で出ていたので即注文。届くのが楽しみ。

「疑う技術」
より疑り深くならんと猜疑心を養うべく買ってみた。
ゆうきさんの「人はなぜ簡単に騙されるのか」と新書の企画としては近いのかも知れぬ。あの本はあくまで善意の騙したるところの手品に軸足があったが、こちらは悪意の騙しに話の軸足を置いている、ので、手品の話は皆無。

「ハッカーズ」
「欺術(The Art of Deception)」に続くケビン・ミトニックの邦訳。原題は"The Art of Intrusion"であり明らかにの前著の続編であるので、装丁とか邦題とかももう少しそれっぽくして欲しかった気分。(同名でスティーブン・レヴィーの本が既にあるのだし。)まあ出版社が違うしそのあたりの事情かしら。

あとはまあ概ね本業の技術書なのでここには書いても面白くないので秘密だ。
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色々とあった。

思いつくあたりで一通り手を出してしまったのか、どうも手品欲が減退気味。
もしかしてこのまま飽きてしまうのだろうか。

と思いつつも「カリスマ手品師に学ぶ 超一流の心理術」なる本が出てたのを見て脊髄反射で買ってしまうあたりまだまだなのかも知れない。

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とひ

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